
Izakaya散策207軒目 島根県浜田市
「縄文そして長兵衛」
豊岡市から島根県浜田市へ。今回は不思議な屋号のお店‥

「縄文そして長兵衛」さんへ。

浜田は山陰地方の豊富な魚の水揚場。今宵も美味い魚を求めてたどり着きました。

お伺いした日は予約のお客様が多い為、小上がりは満席。カウンターであれば座れるとの事。もちろんカウンターが良いです ! 早速「生」に「ポテサラ」で乾杯です。

まずは浜田名物「赤天」を。魚のすり身に唐辛子を練り込んでピリ辛に仕上げた逸品。サクサク食感と辛さが何とも言えずビールに合います。

「玉子焼き」。ここに醤油を少し垂らして、これまた少しのマヨネーズ付けて食べると美味です。この「玉子焼き」には‥

地元、浜田の地酒との相性が良いと言う事で頂きました。銘柄は「環日本海 石陽日本海 上撰」。

こちらを燗にして頂きます。

魚のおすすめは瓦版のような品書きで確認。この瓦版(?)を眺めるだけでも、おすすめ !

もちろん、眺めるだけじゃありません。まずは「バトウ」を。一般的には「マトウダイ」。島根を中心とした日本海で人気が高いそう。程よい甘味とモチモチ感が楽しめる。先述の地酒にも良く合います。

もう一品は「マアジ」。浜田漁港に水揚げされる「どんちっちアジ」の愛称で呼ばれる事でも有名ですね。ちなみに「どんちっち」の名の由来は、島根県西部で盛んな郷土芸能「石見神楽」のお囃子のリズムが「どんちっち、どんちっち」と聞こえる事が元だそう。つまり「どんちっちアジ」には「神楽のような最高品質のアジ」という想いが込められているんですね。そして実食すると確かに上品。お見それしました。

気になるのは屋号の由来。「縄文」は女将さんが1人でやられていた時代の屋号。そして‥

「長兵衛」は息子さんでもある大将がやられていた時代の屋号。2人で合流するにあたって、できた屋号が「縄文そして長兵衛」。そんなに深い意味は、なかったんですね。意外でした。それと、こちらの大将、相当な、お話好きで良くしゃべってくれます。1人で静かに飲みたい方にはお薦め出来ないかもですが、目利きと腕は確かです。そこはお薦め致します。良かったら是非、行ってみて下さい。

不思議な屋号と美味い酒と魚。楽しい夜でした。ご馳走様。

「縄文そして長兵衛」
島根県浜田市浅井町1408-10
TEL/0855-23-3223
営業時間/18:00~23:00
定休日/日曜日
お薦め/ だし巻・寿司 他
